ネタバレあり！映画「パシフィック・リム」感想：兎ガジェット

こんにちは。hamayan(@usagi_gadet)です。

元旦はダラダラと映画でも観ながら過ごそうと思いまして、昨年話題沸騰でしたパシフィック・リムをついに観ました！以下ご紹介と感想。

ストーリー

深海から突然、出現した巨大で凶暴なエイリアン“KAIJU”。
それは何年にもわたって何百万もの人命を奪い、人類の資源を消耗していく戦いの始まりだった。巨大なKAIJUと戦うため、人類は特殊な兵器を開発。
“イェーガー”と名づけられたその人型巨大兵器は2人のパイロットが同時に操縦する。彼らは操縦前に、神経ブリッジを通して互いの脳を同調させる
“ドリフト”というプロセスを経て戦闘態勢に入るのだ。最初は優勢だったイェーガーだが、KAIJUは出現のたびにパワーを増していき、
その容赦ない襲撃の前に、人類は対抗できなくなっていく。
いよいよ滅亡の危機に瀕し、人類を必死に守っている者たちに残された選択肢はただ1つ。疲れきって一度はパイロットをやめた男(チャーリー・ハナム)と、
実戦経験のない新人(菊地凛子)という、ふつうなら考えられない2人がコンビを組み、旧式のイェーガーで戦うことになった。
彼らは、迫りくる滅亡を食い止める人類最後の希望としてKAIJUに立ち向かう。

『パシフィック・リム』公式サイトより抜粋

感想・レビュー

※以下内容ネタバレ注意

いやー面白かったです！もうザ・男子！ザ・エンターテイメント！って感じの映画で大興奮。今作の監督であるギレルモ・デル・トロさんは日本の特撮大好きな方だそうで中でも円谷英二さんを尊敬しているそうです。そんな監督の作品だからこそ、日本人が観ても納得の行くすばらしい作品になっているのだと思います。

良かった所

まぁ全体的に良かったのですがまずはやはり男心をくすぐるメカメカしいイェーガーのデザインですよね。トランスフォーマーシリーズやリアル・スティールもそうですがやっぱり男はロボット同士のバトルって燃えるんですよねｗストーリー抜きにして巨大ロボットが巨大怪獣と戦うってだけでも充分楽しいです。

そしていい意味でシンプルでベタなストーリーと想定内の面白さ。最近の映画はやたらと複雑な設定だったりドンデン返しとかやりがちですがこれはもうめっちゃシンプル。変な裏切りとかも無いし、次はこうなるかな？というざっくりとした予測通りに進んでくれるのですごく安心して観ていられます。人間関係についてもしつこくなく簡潔に描かれています。心に傷を持つ主人公とヒロイン、主人公に対抗心を燃やしやたらと上から目線で突っかかってくる現役の兵士（しかも一回助けられただけですぐに認め合う感じにｗ）、素晴らしい戦績を誇っていたのに瞬殺されるかませのイェーガー、そして最終的に自らイェーガーに乗り込む司令官、などなどかなりベタベタなキャラ設定と展開ですがこれがいいんです！これこそが飽きずに安心して楽しめる要素なのではないかと思います。

あと音楽もワクワクドキドキする感じがかなりGood!!!メインテーマは高揚感マックスです。音楽はアイアンマンの人がやってます。さすが！

イマイチな所

あまりないんですが、しいて言うなら戦闘シーンが暗い時が多くてせっかくのロボットと怪獣があまりよく見えない所。ディティールも恐ろしく細かい部分まで作りこまれているでしょうに外観がイマイチ分かりづらいまま破壊されてしまうのは非常にもったいないです。

そして物語のツッコミどころはやはりあります。例えば途中から最重要課題の一つとなったドリフト用の怪獣の脳の調達をわざわざ博士本人にやらせないだろうとか（せめて戦える部下を護衛につけるとか…）、裂け目に入る時はDNAチェックされるのに脱出ポッドが出る時はすんなり出れるのか、とか…。まぁこの手の作品で脇役が犠牲になることはあっても主人公が死んでしまうのは後味悪いですからね、別に大円団でいいっちゃいいんですけど、ツッコミどころがないわけではないということです。

もちろん観ている間はそういう部分を感じさせないくらいに面白いということを声を大にして言いたいです！

俳優・女優について

演者ですが、これは我らがジャパニーズアクターの菊地凛子さんがヒロインとして参加しています。セリフは少ないですけど重要な役どころですね。僕は日本の作品に出ている時はあまり可愛いとか綺麗とか思わないんですが海外映画に出ている時はなぜか可愛く見えますね。なんででしょうか。僕は同じ海外作品デビューという意味では栗山千明などがめちゃくちゃキレイだと思うんですが向こうの人が考える「東洋人」キャラというのはあまり日本人好みの顔じゃないような気がします。ウルヴァリン~SAMURAI~に出てた方とかもそうですけど。

それとハンニバル・チャウ役はヘルボーイでおなじみのロン・パールマンでしたね。プロフィールを見たら63歳でもう完全におじいちゃんｗヘルボーイの時で既に50歳超えてたわけです。

とまぁ俳優女優についてはかなり僕のどうでもいい感想なので気にしないでくださいｗ